フレシャス

富士山の銘水株式会社が製造販売する宅配水ブランド。
創業者の粟井氏はもともと岩谷産業の富士の湧水立ち上げを行った人物であり、その後ウォーターダイレクト社(クリティア:現プレミアムウォーターHD)を設立している。業界の生き字引のようなおじさん。

デザイン性に優れたウォーターサーバーを特徴としており、他社と差別化を図っている。
2016年にはKDDIと資本提携を行い、全国各地のAUショップで販売を行っている。

天然水系ワンウェイメーカーであり、ボトルではなくビニールパックを採用した珍しいメーカーでもある。
その後次々とデザイン性の高いウォーターサーバーをリリースし、デザインサーバーのパイオニア的な存在。
現在最も勢いのあるメーカーの一つであり、近いうちに上場を視野に入れているのではないかと、くまおさんは推測している。

KDDIと資本提携する前は、キリンビバレッジ株式会社へのOEM供給を行い合弁会社を設立するなどしていたが、キリンビバレッジのウォーターサーバー事業が芳しくなく事業撤退したため、そのブランド「アクウィッシュ」の顧客はフレシャスが引き継いだ。

数年前までは上位メーカーではなかったが、近年では急激な顧客増加に伴いトップランカーの仲間入りを果たしている。

顧客増加の要因として大きいのが、ウェブ戦略とAUショップでの販売である。
デザイン性が優れていることもあり、アフィリエイターが扱いやすいメーカーといえる。多くの比較サイトでコスモウォーターの次点につけているのがフレシャスでありその影響力は大きい。
一般的な知名度は高くないが、比較サイトでは上位表示がとても多い為、ネットでの販促獲得件数が他社に比べて圧倒的に多い。コスモウォーターが失速しているここ1年は、それらの浮遊顧客の受け皿としてフレシャスが活躍していると考えられる。

またAUショップでのクロスセルはとても強力であり、顧客数増大の大きな要因となっている。
AUショップでは総務省の規制でスマホへの高額キャッシュバックや大幅値引きが規制され始めたという背景があり、その分をウォーターサーバー契約に乗せ換える作戦が見受けられる。ウォーターサーバー契約に対して数万円のキャッシュバックをつけている店舗も多数確認されている。こういった販売方法は他社では実現できない。
これにより本来の契約顧客層とは違う客層を獲得できているが、代わりに解約率も上昇している。

フレシャスは用意周到であり、AUショップでの販売が本格化するタイミングで利用規約に記載されている「解約金」の引き上げ改定を行い抑止力を強める作戦に出た。
これにより不本意ながらウォーターサーバー契約してしまったAUユーザーは高額の解約金を支払うか、そのまま利用するかの2択を迫られることになり一部で疑問の声が上がっている。
これに関してはくまおさんの元にも定期的相談があるが、契約書にはしっかりと記載されており顧客は説明も受けたうえでキャッシュバックも受け取っているの救済の手はない。

2016年夏ごろからAUショップ獲得での快進撃が始まった影響もあり、アフィリエイトへの資金投下が抑制され始めた。
また、アフィリエイトでの広告承認率を意図的に操作している疑惑がアフィリエイターの中で広がっている。
おそらくAUショップへの販売奨励金がかさみ、ウェブ広告費を抑制せざるを得なくなったのではないかと推測される。同業他社に比べてフレシャスのみ明らかに広告承認率が低い為、ほぼ黒ではないかとくまおさんは考えている。

AUショップでの獲得はまだまだ好調であり、今後もこの傾向は続く。
2016年にはフレシャススラットという足元ボトルサーバーをリリースし、コスモウォーターの牙城に切り込んだ。
コスモウォーターよりもデザイン性に優れたサーバーであり、お水の価格も意識した設定となっている為コスモウォーター潜在顧客の多くを獲得できる可能性がある。

オリックスに買収されてから、コスモウォーターが勝手に失速している恩恵を最も受けているのがフレシャスであり、この流れは2017年も変わらない。

また、ビニールパックを採用することで他社よりも配送コストを抑えている。
他社に比べてダンボールへの搭載量を増やすことが可能であり、それに伴い1回の配送に伴うお水の価格が他社よりも高額に設定できる。その為、一般的なワンウェイメーカーに比べ客単価が高い傾向にある。

リットル単価ではあまり差が出ないが、月額費用ではフレシャスが高額になる仕組み。
多くの比較サイトはリットル単価で比較されている為、ユーザーは気が付きにくい。これらはよく考えられた仕組みであり、フレシャスのしたたかさが透けて見える。

今後の課題はAUショップでの販促が失速した後に、アフィリエイターの協力を引き続き得られるかどうかだと考えられる。
今のままだとアフィリエイターはフレシャスからは距離を置く可能性が高いので、2017年はその対応が問われる。

懸念事項としては2016年に獲得してしまった、本来であれば購入しない層の対応である。解約サーバーの大量在庫問題や衛生管理問題が発生する。フレシャスのサーバーは高性能ゆえに原価が高い為、大量返送在庫問題は経営に対して大きな打撃になる。

くまおさんの所に、販売店インサイダーからの情報が入ってきた。かなり無理をさせているようである。しかしリアル販売組織はプレミアムウォーターの光通信には及ばない為、継続できるかは疑問である。

幾つかの問題は抱えているものの、プレミアムウォーターと並び業界をけん引するメーカーであることは間違いない。

デザイン性は群を抜いているのでお勧めできるメーカーである。